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「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)」は、イタリア各地に残るロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産リスト登録物件である。ロンゴバルド族が残した建造物群は、ローマ建築、ビザンティン建築、北ヨーロッパのゲルマン人の様式の特色やキリスト教の精神性が融合されており、古代から中世へと変遷する建築様式をよく伝えるものである〔〔ICOMOS (2011) p.275〕。 == 歴史 == ゲルマン系のロンゴバルド族は首長アルボイーノに率いられて、568年にイタリアに侵入し、北イタリアにロンゴバルド王国を建国した。さらに、ラヴェンナからローマに至るビザンツ帝国領に分断されつつも、イタリア中部にスポレート公国、南部にベネヴェント公国を建国した。これらの公国の独立性は高かったが、形式的にはロンゴバルド王に服属していた〔齊藤 (2008) pp.128,130〕。ロンゴバルド族はキリスト教に改宗し、ローマなどとも平和共存路線をとることもあったが〔齊藤 (2008) p.130〕、相互に領土を巡る侵略が絶えず、ロンゴバルド王国は774年にカール大帝によって滅ぼされた〔齊藤 (2008) pp.134-135〕。 世界遺産登録名に含まれる568年から774年という期間は、ロンゴバルド王国建国から滅亡までの期間を示している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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